福田セクハラ次官 原点に自己愛とリーゼントの生徒会長

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リーゼントで生徒会長の勝負師

 リーダータイプ、が気になる。なにせ行く末は次官だ。別の同級生に聞くと、

「バフォーは部活に入らず、高2から生徒会長でした。みんなの前でマルクス、エンゲルスの話をしてましたね。受験シーズンでも、『成長の限界』を読んでいたので、コイツすごいな、と」

 件の本は1972年発行。資源の枯渇や環境破壊に警鐘を……詳しい内容は別の機会に譲り、話を続ける。

「キャロルあたりの影響か、リーゼントにしててね。そんなアタマのくせにサッと東大に入っちゃった」

 お次はその大学の同級生。

「法学部時代は麻雀ばかりだったのに現役で司法試験に通ってね。麻雀で培われた勝負師的な感覚があるんだと思います。4年では90単位が必要で、落としたりすればコトですから、ふつうは保険で92とか93ほど選ぶんです。でも、福田は90ぴったり、ひとつでも落とせば留年という単位数しか選択しませんでした」

 3年までは“優”ばかりだったにもかかわらず、

「その90単位をぎりぎりの“可”で取っていました。4年時の成績は就職に反映されませんから。日ごろから資料や教科書はどんどん捨ててしまっていたし、つまり、すべての無駄を省くという考えを実現できるだけの実力と度胸を持っているんです」

 モテなかったのは関係なさそうだが、強靭なメンタルの醸成は学生時代と見た。

週刊新潮 2018年5月3・10日号掲載

特集「さらばセクハラの王 『福田次官』は恥を知ったか」より

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