福田セクハラ次官 原点に自己愛とリーゼントの生徒会長
無理を通せば道理がひっこむとばかりに出鱈目を並べたてた財務官僚。どんな道のりを歩めば、あれだけ強靭なメンタルを持ち得るのだろう。霞が関で出世街道を突き進むなかで身についたか、それとも学生のころに醸成されたのか。「福田淳一」の作られ方をどうぞ。
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退職金欲しさか、天下り先への予防線か。とにかく自分可愛さに、昂(たかぶ)る報道陣をいなしてセクハラを頑なに否定し続けた福田次官。
その源流をたどるヒントが、次官就任時、2017年7月6日付の日経新聞記事にある。〈時に、「官僚らしくない」と言われた。神奈川・湘南で育ち、入省後も時間を見つけてはサーフィンに打ち込んだ。入省前、東大内で配られた自身の司法試験の合格体験記には、革ジャン姿で登場した〉
変わったヒトなんだろう、と見当がつく。官僚らしくない、というのも一連のセクハラ発言で証明済みだ。
しかし、在学中に司法試験合格となると穏やかでない。幼少期などは、地名を入れて“ナントカの神童”ともてはやされたはずだ。
人となりを示す逸話は高校時代に多かったので、まずは1978年に卒業した湘南高校の同級生の話から。
「うちは当時、県内の公立でトップクラスの進学校でした。1学年450人ほどで男女比2対1ぐらい。彼の成績は常に学年で5番に入るほど優秀でしたね」
でも、ガリ勉型ではなく、
「バカばっかり言って周りを笑わせるので、彼の周りには常にオトコばっかり。バカとアホをくっつけたバホを伸ばして、“バフォー”ってあだ名でしたね。でも、なんとなくリーダータイプで誰とでも分け隔てなく付き合うし。あ、オンナにはモテてなかったです」
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