風が吹いて桶屋が儲かった? 「剛力彩芽」熱愛発覚で上昇した「ZOZOTOWN」株価

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年初来高値を更新

 時系列を整理すると、「女性セブン」が熱愛報道をネットに投下したのは、4月25日の16時だった。株式市場の取引時間は終了していたため株価への影響はなさそうだが、25日のスタート社の終値は3210円だった。

 26日には「女性セブン」本誌が発売され、同日13時に前澤氏が交際を認めるツイートを行ったものの、株価は3085円と下げる。その後、翌27日に3160円と微増。28日から30日は休日のため株式市場も閉じられていたが、その間の29日、先述のとおり剛力がコメントを発表する。すると一転、連休明けの5月1日には3415円、2日には3470円と、一気に値上がりを見せたのだ。上記の数字はいずれも「終値」だが、1日には一時3640円もの最高値をつけてもいた。これはスタート社の年初来高値だ。

 驚きをもって交際が受け入れられたが、まずは前澤氏がこれを認め、続いて剛力もコメントを出したため株価が上がった――なんてシロウト目には映るが……。

「そんな単純な話じゃないですよ」とは、さる経済誌の記者である。

「連休前の27日はスタート社の決算発表があり、前期比22%増、16期連続の最高益更新でした。無料の採寸用スーツ『ゾゾスーツ』の遅配だとか、新型スーツが水玉模様でダサいとか、いろいろ言われていますが、これは『ZOZOTOWN』ユーザーが多いことの裏返し。好調な業績も、このためでしょう。ですから、双方が交際を認めたことだけで株価が値上がりしたわけではないはず」

 そもそも「社長が剛力彩芽と付き合っていたから値上がりした」というストーリーが、「風が吹けば桶屋が……」の感はある。

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