映画4作品で60億円! EXILEの“体育会系接待”は業界No.1

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映像の「付加価値」を熟知

 ファンの期待を高めた上で、同年7月に、オリジナル作品としては1作目となる映画「HiGH&LOW THE MOVIE」(同)をロードショー公開。結果は観客動員160万人、興行収入21億円の大ヒット作になった。畳みかけるように10月には、2作目の映画「HiGH&LOW THE RED RAIN」(山口雄大監督[46])を公開。こちらも興収は11.9億円を稼ぎ、改めて興行価値の実力を見せつけた。

 17年8月には3作目の映画「HiGH&LOW THE MOVIE 2/END OF SKY」(久保茂昭・中茎強監督[44])で13.4億円、そして4作目の映画「HiGH&LOW THE MOVIE 3/FINAL MISSION」(同)では、「シリーズ最終章」と銘打って13.1億円を稼ぎ出した。テレビ局の関係者が解説する。

「オリジナル劇映画の4作品を公開し、全て10億円を超えているのですから、ビジネスとしては成功でしょう。さらにDVDも販売し、こちらも相当売れたそうです。実際、EXILEの元リーダーであり今は所属事務所LDH JAPANの会長を務めるHIROさん(48)は『音楽だけでは食えない』ことを痛切に理解しています。近年、CDの売上が低迷し、ネット配信も利益率が低いことはご存知の通り。HIROさんはCDにDVDを付けて売上を維持するなど、もともと映像を有効活用するセンスがあるんですね。15年から始まった『HiGH&LOW』というプロジェクトは、EXILEグループの活動は、テレビドラマと劇場用映画の両方に軸足を置くことの正しさを証明したのではないでしょうか」

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