美空ひばり「不死鳥コンサート」から30年 橋幸夫が語る“1曲目で察知した秘密”
東京ドームに“女王”の歌声が響き渡ると、固唾を呑んで見守っていた5万人の聴衆からは、怒濤のような拍手と歓声が沸き上がった。昭和63年(1988)4月11日、伝説の「不死鳥コンサート」で、美空ひばりは奇跡の復活を果たす。しかし、デビュー直後から“お嬢”と親交のあった歌手・橋幸夫だけは“異変”に気づき、悲痛な思いでステージを見つめていた。
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運命のコンサートを直前に控え、ひばりは読売新聞の取材にこう語っている。
〈一番危険なことに挑戦するのが、ひばりらしいと思うの。...