二宮和也のダークヒーローぶりが炸裂 「ブラックペアン」第1話
二宮和也主演、竹内涼真や内野聖陽らが脇を固めることでも、放送前から注目度の高かった日曜劇場「ブラックペアン」がついに4月22日、初回放送を迎えた。
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タイトルにもある「ペアン」とは、手術に用いられる鉗子の一種を指し、内野演じる東城大学医学部付属病院の心臓外科医・佐伯清剛教授(「神の手」を異名に持つ)が術中に用いることで、神格化されている道具の名称である。
大学病院が舞台となれば、名作「白い巨塔」を引き合いに出すまでもなく、権謀術数渦巻く医師たちの、駆け引きという名の騙し合いが見所のひとつだ。本作もご多分に漏れず、初回から医師たちの「権力争い」という名のマウンティングが存分に楽しめた。
第1話では、3カ月後に日本外科学会理事長選を控え、佐伯教授と一騎打ちと噂される帝華大学の西崎啓介教授(市川猿之助)との冷戦が描かれた。佐伯教授が西崎の見学する中オペを行っている途中、別の患者の手術で緊急事態が起きる。研修医の世良雅志(竹内涼真)や新人看護師の花房美和(葵わかな)らがなすすべもない中、手術室に1人の医師が現れた。それこそが、本作の主人公、外科医・渡海征司郎(二宮和也)だった。第1執刀医の退職金と引き換えに患者を助けてやる、とのっけからダークヒーロー剥き出しの渡海。
一方、帝華大から東城大に送り込まれてきた新任講師・高階権太(小泉孝太郎)は、最新医療用機器「スナイプ」の使用を推進しようとする。結局、世良の受け持つ患者、皆川妙子(山村紅葉)にその最新機器を使ったオペが行われたが、術前のチェックミスで皆川は術後に腹部大動脈の破裂を引き起こしてしまう。世良は皆川を助けてほしいと渡海に土下座し、渡海はそのオペを引き受けた……。
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