本命「長澤まさみ」対抗馬「吉高由里子」と思いきや… 春ドラマ視聴率レース
対抗馬は吉高由里子
早くも大本命が崩れ、大荒れの様相だが、一方、当初の対抗馬と見られていたのは、吉高由里子(29)が新米検事を演じる「正義のセ」(日テレ系水曜22時)。阿川佐和子原作の同名小説をドラマ化したものだ。
テレビドラマ研究家の古崎康成さんが言う。
「日テレが昨年、同じ枠で放送した『東京タラレバ娘』と主演から脚本、演出家までまるで一緒です。日テレにとっては、広瀬すず主演で挑んだ今年1月期の同枠『anone』で数字が獲れなかったため、少しでも巻き返しを図りたいと考えたのでしょう」
平均視聴率11・4%を獲った“タラレバ”メンバーで、二匹目のドジョウを捕まえに来たというわけだが、
「前作では吉高の他に榮倉奈々、大島優子の2人が主演級で出演し、計3人の掛け合いによって面白さが出ていました。今回は孤軍奮闘ですから、正直パワーダウンは否めません。実際、深みがなく、面白みがなかった印象です」(同)
初回は、日テレの思惑通りに視聴率11・0%を獲ったが、推して知るべし。こちらも、戦線離脱は時間の問題となりそうだ。
(下)へつづく
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