取り違えを疑う母に、順天堂は「浮気の子供じゃないか」 “息子に会うまで死ねない”被害者母の告白
「週刊新潮」が報じてきた、小林義之さん(51)=仮名=の新生児取り違え事件に対し、当の順天堂は不誠実な態度を続けている。“本当の親に会いたい”との小林さんの願いが、「相手方の平穏な暮らしを壊してはいけない」という理由で退けられたのは既報の通り。小林さんに医師が説明していた「厚労省に医療事故として報告する」というのが「ウソ」であったことも、本誌の報道によって明るみに出ている。
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あらためて小林さんが言う。
「いま、私が一番訴えたいのは、この問題をこのまま放置していいのか、ということです。順天堂は取り違えられた相手方当事者について、〈お知らせしないことといたしました〉と発表しましたが、その決定は正しいのでしょうか。順天堂にそんなことを決める権利があるのでしょうか」
これに対し、弁護士の田村勇人氏は、
「まだ判例もないと思いますが、取り違えた場合、可能性がある家族がわかっていて調べることも可能であるのなら、順天堂としては当然調査すべきでしょうし、厚労省から指導が入ってもおかしくないと思います」
との見解だ。
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