「山辺節子」判決手記 借金返済のため架空投資、若いツバメとタイ逃避行…支配した“生き物”の正体

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「超女子力オバサン」が拘置所で綴った「だから私は愛される」(下)

 出資法違反容疑で国際手配もされた山辺節子(63)が「週刊新潮」に寄せた手記には、幼い頃から己を支配してきた“生き物”が登場する。その“生き物”に突き動かされるようにして、彼女は男を支配する術を使って「支援者」を次々と獲得。クラブママ、歌人、そして会社社長とめまぐるしく〈ステージ〉を変えていった。だが、山辺の人生の“頂点”はやがて下降線を辿り始める。

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 会社社長として我が世の春を謳歌していた51歳の頃、山辺は造花製造業の女性社長と知り合い、親しくなった後、その女性社長の会社の手形の裏書きを依頼されるようになる。...

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