「福田次官」セクハラ発言録 女性記者をキャバ嬢にすり替えた改ざんを暴く
「好きだって気持ちとぉ」
4月19日号で報じた通り、次官のセクハラはこの一夜限りのことではなくて、常習と言うべきものだ。恐らく次官は否定するだろうが、今回、別の音源を入手したので、ここで紹介しておこう。
2016年11月のある日、東京・品川区の目黒駅にほど近いワインバル「ロゼッタ」。当時、次官の肩書は主計局長。それだけでも、セクハラ発言が昨日今日のものではないのは明白だ。ちなみに、この店はその後オーナーが代わり、現在は店名が変わっている。
その夜、なにやら次官はご機嫌ナナメのようだ。
福田 だからさ、ウチの(担当の)毎日(新聞)のバカがさ、この前、車に乗ってきやがってさ、朝さ、しょうもない質問してきたから、頭きてんだよ。
記者 どういうことですか? 車に乗ってきて?
福田 車にね。箱乗りさせてくれって来るわけ。
記者 家の前に?
福田 だから、可哀そうだから乗せるじゃん。そしたらしょーもないことばっか聞きやがって、アイツ。今度もう乗せないよ(笑)。
記者 何聞いてきたんですか?
福田 あれはなんですか(と聞かれた)。知らねーよ!って(答えた)。知らねー訳ないじゃないですか、って(言われた)。そりゃ、知らない訳ないけど、俺が知らねーよって言ってるんだから、知らねーよって答えてるってことを前提に聞けよと(笑)……キスしていい?
記者 ダメ。
福田 すっごいしたいんだけどぉ。
(中略)
福田 テレビなんか見たくないよ。NHKも下らないじゃ〜ん。左翼的で。
記者 う〜〜ん……まぁ……でもNスぺとか……。
福田 (割り込んで)すいません、キスしたいんですけどぉ……。
記者 ダメです。
福田 屁をこきたいんですが。
記者 屁は、じゃあ向こうむいて、こいてもらえれば。
福田 すごく好きだって気持ちとぉ、胸を触りたいって気持ちとぉ、キスをしたいって気持ちが同時に湧き起こってる。
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全省庁を睥睨(へいげい)する最強官庁の次官は、その昔たむろしていたセクハラオヤジを熱演しているのである。
ハレンチ発言は全開のままである。
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