“殿は4年前から変わってしまった” たけしに森社長を斬らせた「黒幕」の正体

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約束の行方

 奇妙な「接点」を持つ、たけし、横井さん、ホテル経営者。目下、このトライアングルの「関係性」を窺わせる話が芸能界では持ち上がっていて、

「たけしさんは『T.Nゴン』の名前はたけし(T)、彼の小説の主人公・則之(N)、そして飼い犬のゴンを合わせたものだと説明しています。しかし本当は、Nはホテル経営者の名前で、ゴンは横井さんのことではないか。横井さんのあだ名は喜代ゴンだから、それを飼い犬の名前にしたと言われているんです」(芸能関係者)

 なお、横井さんを知る人物に言わせると、

「彼女は母性本能が強いというか、男をコロッといかせる魔力を備えている。こいつを自分の側(そば)に置いておきたいと思わせる女性なんです」

 たけしは「母親好き」として知られる。自分の母親を反面教師にしたのか、母性が強いという横井さんに、「オフィス北野に所属するラグビーの松尾雄治さんの紹介で4、5年前に出会った」(先の芸能関係者)というたけしが吸い寄せられたのは「必然」だったのかもしれない。そんなふたりは現在、たけしの妻をよそに世田谷区の豪邸で一緒に暮らしている。そして本誌既報の通り、従来、たけしの妻と息子が代表を務める会社に振り込まれていた彼のギャラも、昨年の4月から横井さんが作った「T.Nゴン」に振り込むよう変更された。

 4月7日、たけしは自身がMCを務めるテレビ番組「新・情報7days ニュースキャスター」で、軍団との「T.Nゴン」での将来的な合流について、

「それはもう約束してるけどね」

 と、語った。だが、ある芸能界の事情通は懸念する。

「横井さんが、果たしてそれを認めるかどうか。もし軍団と合流するのであれば、最初から軍団ごと『T.Nゴン』に移れば良かっただけの話。それを拒んだのは誰なのか。弟子である軍団をたけしさんが煙たがるはずはない。つまり、軍団を連れてくるのを拒否したのは……。たけしさんの『約束』が口約束にならないことを祈るばかりです」

 いずれにせよ、次の「そもそも論」を見つめ直さなければ、火種は燻り続ける危険性がある。殿を焚き付け、オフィス北野のあり方に「茶々」を入れたのはそもそも誰だったのか――。

週刊新潮 2018年4月19日号掲載

特集「たけしに森社長を斬らせた『側女』の正体」より

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