地獄の日々を送る「柳瀬唯夫・元首相秘書官」 全ての鍵を握るのは今治市

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今井と柳瀬は“名コンビ”

 今井氏が太陽なら、柳瀬氏は月――。2人のこれまでにおける“上下関係”が如実に示されている記事がある。

 2012年12月、衆院選で野党自民党は与党民主党に圧勝。269議席の絶対安定多数を達成した。そして26日に安倍晋三・衆院議員(63)が内閣総理大臣に就任するのだが、その翌日の報道になる。首相秘書官が決まったという人事報道だ。各紙が報じているが、ここでは日本経済新聞社の「首相秘書官6人を決定 経産省の今井氏ら」を紹介させていただく。

《安倍晋三首相は26日、首相秘書官6人を決めた。政務秘書官は経済産業省の今井尚哉・元資源エネルギー庁次長(82年入省、54)で第1次安倍内閣で事務の首相秘書官を務めた。事務秘書官は次の5人(略)。▽経産省=柳瀬唯夫・前経済産業政策局審議官(84年入省、51)》

 今井氏は1958年、柳瀬氏は61年生まれだ。2人とも東大法卒なのは当然だが、高校は前者が栃木県立宇都宮高校、後者は武蔵高等学校中学校(東京都練馬区)となっている。県立ナンバーワンの伝統校と、開成、麻布と並び「首都圏・男子校御三家」と称される名門私立。互いに飛びきりの秀才であることは間違いない。旧通商産業省に入ってからの主な人事は表にまとめた。

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