大谷翔平、米記者が挙げる“不満点”は… 〈野球界最大のミステリー〉〈夜は眠ることしか興味ない〉

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眠ることにしか興味が…

 全国紙「USAトゥデイ」の記者は3月末、イベントの席で大谷にインタビューする機会を得たという。

 しかし、

〈深い話は何もなかった。彼はなぜエンゼルスを選んだのか、なぜ2億ドルの可能性を蹴ってきたのか、という質問にも答えない。カリフォルニアで車の免許を取るのかどうかすら、明らかにしないのだ。趣味は何もない。彼のプライベートなことを知りたいなんて、考えるのすらムダだ〉

 として、〈大谷は野球界最大のミステリー〉と述べている。

 在米のベースボールウォッチャーも言う。

「スポーツ専門チャンネル、『ESPN』の記事では、大谷の日本時代を取材しています。そこでは、日本ハム時代の同僚が“2年間接したが、彼と実のある会話をしたことがない”と述べていますし、また、日本の記者の“ダルビッシュと大谷は違う。ダルビッシュにはいつも追っかけがいたが、大谷にはいない。つまらない”とのコメントが載っていました。『SPORTSNET』の記事には、“大谷は夜遊びを目撃されたことがない”“夜は長く途切れずに眠ることにしか興味がない”とまで書かれているのです」

 これはいくら何でも言い過ぎだろうけれど、この点について、

「いや、彼は地に足がついていますし、謙虚です」

 とむしろ褒めるのは、様々な媒体でスポーツ記事などを執筆する、ジャーナリストのジョセフ・ヒッポリト氏。

「メジャーリーガーの中にはデラックスな車、ジュエリー、そして女に金をつぎ込むタイプもたくさんいる。あるいは、アルコールに溺れ、投資話に乗って身を持ち崩す人もいる。しかし、その点、大谷はそんな要素はない。名声や金を気にせず、ベースボールを追求しています。バスケットのコービー・ブライアントと同じストイックなにおいがして、そんなところにもより惹かれます」

 いずれにせよ、シーズンはまだ、16分の1を経過したばかり、だ。この秋、大谷は一体、「碧い眼の記者」にどんな言葉で形容されているのだろうか。変わらぬ絶賛? いや、それとも――。

週刊新潮 2018年4月19日号掲載

特集「『210億円を捨てた傑物』だけど『つまらない男』 『碧い眼の記者』が語るモンスター『大谷翔平』」より

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