大谷翔平、米記者が挙げる“不満点”は… 〈野球界最大のミステリー〉〈夜は眠ることしか興味ない〉
“残念”な点
一方で、
「投手も打者も、素晴らしい数字を出していますが、やっぱりピッチャーとしての可能性が大きいでしょう」
と、種々のWEBサイトで記事を執筆する、ベースボールライターのラフル・セッティ氏は言う。
「ダルビッシュや田中将大より若くしてメジャーに来ているので、彼らより伸びる要素も多い。惜しむらくは、本人が当初望んでいたように、18歳でメジャーに来なかったこと。その時来て揉まれていたら、既にMVPを取るレベルにまでなっていた気がします」
と真剣に残念がるのである。
もっとも、そんな記者たちが納得し難く思っているのが、大谷自身のメディア対応。
メジャーリーグでは、大選手でも試合前後はクラブハウスで一対一の取材に応じるのが一般的だ。しかし、大谷の場合は、チームの意向か、本人のそれか、会見や囲み取材のみの対応だという。
アナハイムの地元紙・「オレンジ・カウンティー・レジスター」のエンゼルス担当ジェフ・フレッチャー記者は言う。
「記者のだれもが大谷にインタビューをしたいと思っていますが、保護されている状態。だから、記者会見で接するしかない。いずれより友好的な関係を築きたいと思っているけれど……」
そんなワケだから、記者たちは、彼のプライベートを探る。だが、よく知られるように、日本で大谷は「野球サイボーグ」とのあだ名がついていたほど。生活に野球以外の要素はほぼなさそうだし、あったとしても、本人も周囲も、決してそれを表に出そうとしなかったのだ。
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