“女性は土俵から…”で批判 22歳行司の入門履歴書
よくもまあ、次から次へと問題が尽きないものだ。ようやく暴行事件が沈静化したと思えば、新たな批判の嵐が日本相撲協会に向けて吹き荒れている。救命活動中の女性に対して土俵から下りるように指示した“愚の骨頂アナウンス”は、誰が行ったのか。「22歳行司」の入門履歴書――。
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ご承知の通り、問題の“アナウンス”は、4月4日、京都府舞鶴市で開催された大相撲春巡業で飛び出した。市長が土俵上で挨拶を始めてから約1分後、突然、仰向けに倒れたのである。
スポーツ紙記者が言う。
「会場内にいた看護師の女性ら2人が、土俵に上がって心臓マッサージを施しました。すると、場内に“女性の方は土俵から下りてください”というアナウンスが繰り返し流れたのです」
市長は倒れた当初、心肺停止状態だったというから、彼女たちの救命処置がいかに重要だったかは言うまでもない。そんな場面で“女人禁制”の伝統を優先した協会に対し、猛バッシングが浴びせられるのは当然だ。
巡業を主催した実行委員会の河田友宏委員長も、
「市長が倒れた後、最初に土俵に上がったのは相撲関係者でしたが、彼らはうろたえて何も出来ず、見かねた女性が駆け上がったのです。しきたりだろうと、人の命が懸かっている時に、“女性は下りろ”だなんて。彼女たちのお陰で市長は助かったんだと思います」
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