日本初汚点! 計量失格「比嘉大吾」の“嘲笑”ブーメラン

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 4月15日、WBA世界ミドル級王者・村田諒太が初防衛を果たしたが、前座として組まれたWBC世界フライ級タイトルマッチは何とも後味の悪いものだった。

 本来は王者・比嘉大吾(22)のV3戦のはずだったのだが、前日に計量オーバーで失格となり、ベルトを剥奪されてしまったのだ。世界戦での日本人選手の計量失格は史上初めての大失態である。

 実は比嘉、昨年5月に王者となった試合では逆の立場だった。当時の王者エルナンデスが計量で200グラム超過となり失格したのだ。

「比嘉の所属ジムの具志堅用高会長は、“王者はきちんと減量をやらないと!”と怒っていましたが、今回はひたすら“申し訳ない”と平身低頭するのみ。とんだブーメランです」

 と、さるボクシングライターが苦笑する。

 さて、比嘉本人は当時、この件をどう語っていたか。

〈なんか最近は計量に1回でパスできない人は、逆に試合に勝つことだけ考えているとか聞きますね〉

 これは『ボクシングマガジン』昨年8月号に掲載された比嘉の弁である。お笑いトリオ「ロバート」山本博との対談で、山本もプロボクサー経験者だ。比嘉は、

〈エルナンデスさん、パンツを脱いで計量台に乗ってもオーバーだったんですね〉

 と明かすと、

〈あんな小ちゃいおチ●●ン見たことないですね。水かけたらほんと膨らんでいくんじゃないかな(笑)〉

〈チャンピオンじゃなかったですよ。あれはもう幼稚園児なみ〉

 ……聞き手が芸人であるとはいえ、品位に欠けるというほかあるまい。しかも1年経たずに、今度は自身がその立場に陥ったのだ。

「比嘉はパンツを穿いて900グラム超過し、2時間以内なら再計量できるにもかかわらず、それをせずに1時間半でギブアップ。それこそ、“勝つことだけ考えていた”と批判されても仕方ないのでは」(先のライター)

 翌日の試合は9回TKO負けという無様な結果に終わった比嘉。彼が再びリングに上がる日は来るのか。

週刊新潮 2018年4月26日号掲載

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