秋篠宮家に「前借り」を打診した小室家 税金を借金トラブル解決に…
原資は税金
皇室にまつわるお金とは、ひとしく国庫からの公金。個人間の金銭トラブルに投入などできるはずもない。この“前借り”打診は、むろん受け入れられず今に至るのだが、皇室ジャーナリストの山下晋司氏も、
「この申し出が事実であれば、まず一時金についての認識が間違っています」
そう指摘するのだ。
「あくまで眞子内親王殿下に対して渡されるお金であって、夫婦の共有財産ではありません。その目的も、皇族であった者の品位を保持するために支給されるわけです。用途に制限はないとはいえ、原資は税金です。それを借金返済に関連することに充てられれば、国民が好ましくないと感じるのは当然です」
さらに続けて、
「宮内庁の予算のうち皇室費には『内廷費』『皇族費』『宮廷費』があります。両陛下と皇太子ご一家のお手元金となるのが内廷費で、各宮家のお手元金となるのが皇族費。そして宮廷費とは、儀式や国賓の接遇など公的ご活動に必要な費用で、宮内庁の管理する公金です。宮廷費は借金のあてなどには到底なり得ませんし、皇族費もまた一時金と同じく、宮家皇族の品位保持のためという趣旨で支給されているものです。プライベートなお金だからといって好き勝手に使えるというものではありません。皇室は国民とともに歩む存在で、国民感情を大切にしますので、原資が税金である皇族費をそういう目的では使わないでしょう」
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