契約解除の西内まりや、あのレコード会社から救いの手?

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「さよならだけが人生だ」。そう言ったのは井伏鱒二だが、社長をぶん殴って事務所にサヨナラしたのがタレントの西内まりや(24)である。桜舞い散る木の下で、フリーになった彼女を待ち構えるものは。

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 西内がライジングプロとの契約を解消したのは3月31日のこと。

「昨年10月、彼女がライジングプロの関連会社社長をビンタで殴ったことが週刊文春に報じられましたが、この時点で彼女の心は完全に事務所から離れており、以降は話し合いも弁護士を立てて行うしかなかったのです」(レコード会社関係者)

 モデルから女優、そして歌手として順調に活躍してきたように見える西内だが、事務所と揉めた一番のきっかけは、フジテレビの「月9」(昨年1月期)ドラマだったと言われている。

「もともとは、安室奈美恵に憧れ、ダンス系の歌手志向が強かった西内ですが、事務所は彼女の意向とは別にドラマの仕事をさせたがっていました。そこにフジの『突然ですが、明日結婚します』のヒロイン役がきた。ところが彼女はここでも自分の主張を通し、主題歌の制作を親しい音楽スタジオの関係者(元ソニーミュージック幹部)に発注してしまったのです。これには事務所も呆れるしかありませんでした」(制作プロダクション関係者)

 それが、ダンス系の「Motion」という曲だが、結局ヒットすることはなく、ドラマも平均視聴率6・65%と振るわなかった。以後、両者は冷戦状態で、西内は月200万円の給料をもらいながらモデルの呂敏を伴ってアメリカ留学。そして、帰国するや冒頭の“ビンタ事件”が起きたわけである。それにしても、事務所を飛び出した西内に行く当てはあるのだろうか。

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