朝日新聞、「張本智和」誤報で協会出禁に 〈水谷隼と握手せず〉

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翌日に「書き換え」

 ところが、朝日の記事は誤報だった。試合(1月21日)では、優勝の瞬間、張本はコーチの父親に駆け寄ったものの、すぐに水谷と握手を交わしている。

 張本選手の母・凌さんも言うのだ。

「親としてはこんな記事は見たくありません。智和は水谷選手とちゃんと握手していますよ」

 記事に登場する宮崎強化本部長によると、

「あの記事は、張本が握手しなかったと卓球協会がレクチャーしたかのように読めるので、我々まで批判されたのです」

 卓球協会の抗議に、朝日は翌日「握手」があったと訂正したが、記者会見からの締め出しは、そのペナルティというわけである。

 そこで、朝日新聞社に聞くと、なぜか間違ったわけではないと言わんばかり。

「弊社の担当記者は日本卓球協会の説明に即して記事を書きました。その後、同協会などから指摘があり、記事と見出しを一部修正・加筆しました」(広報部)

「書き換え」で済ませられるのなら、財務省もこんなピンチにならなかったのに。

週刊新潮 2018年4月12日号掲載

ワイド特集「旅立ちの時は来た」より

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