きたる大地震に備え…身元確認に「足紋」導入を 元捜査1課長の訴え

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 縁起でもない話だが、想像してみてほしい。今この瞬間にアナタが倒れた時、その身元を証明できる手段はどれだけあるだろうか。津波や火事で、免許証や持ち物なども消失する事態になったら……。そんな時、“足の裏”が役に立つかもしれないというのだ。

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 先月6日に警察庁が発表したデータによると、東日本大震災の発生から7年が経つ現在も、62人の遺体の身元が不明であるという(2月末時点)。東日本での経験から、「足紋」の普及活動を行っているのが、元警視庁捜査1課長の光眞(みつざね)章氏だ。...

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