「一から十まですべて私が悪いというのは…」 “裏切り者”扱いに森社長が訴える

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ブログで足を踏んづけておきながら…

 こうしたいきさつがありながらも、前述の通り(※第1回参照)3月26日には再度軍団と話し合い、残ったメンバーでやり直そうということになった。それなのに、今回、私ひとりを悪者にするブログを公表。ブログで足を踏んづけておきながら、また握手しましょうと言われても、私も人間ですから無理です。これから、どうやってオフィス北野で一緒にやっていこうというのでしょうか。

 オフィス北野の売上げの8割を占めていたたけしさんが独立し、規模を縮小しながらどう会社を存続させていくか、力を合わせて頑張っていこうとしていた矢先だったのです。そのタイミングで、軍団が今回のような行動を取ることによって何が解決するのか、つまり彼らの行動が会社および彼ら自身にどんなメリットをもたらすのか、理解できかねるのです。事実、会社に残ると言ってくれていた従業員が、今回の軍団の行動を受け、会社を去りたいと言い出しているという話が聞こえてきています。スタッフがいなくなって、軍団はどうやって仕事をしていくつもりなのでしょう。

 繰り返しになりますが、経営者である以上、私に責任があるのは確かです。その点はこれまでも謝罪してきました。しかし、たけしさんの独立も含め、一から十まで全て私が悪いというのは、いくら何でも……。

 たけしさん、軍団とは30年間一緒にやってきました。なぜ私ひとりを悪者にし、しかも誰も得をしないこのタイミングで公然と私の批判を展開したのか。底知れぬ虚しさを覚えます。今後の彼らの動き次第ではありますが、これ以上、私への誹謗中傷を繰り返すようであれば、法的措置を考えざるを得ない事態になってしまうかもしれません。重ね重ね、残念で寂しい限りです。

週刊新潮 2018年4月12日号掲載

特集「『ビートたけし』独立問題の裏の裏 『裏切り者』にされた『森社長』の悲痛な反論5時間」より

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