「高島屋」美少女人形を買い占めた中国通販業者の皮算用

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 儲けの臭いがするとなれば、恥も外聞もない。いかにも彼の国らしい所業ではないか。百貨店が限定品の高級美少女人形を販売。ところが、1人の男が買い占めてしまったという。中国の通販サイトには、さっそく元の販売価格を上回る値段で人形が売り出され……。男は転売目的だったと見られるが、皮算用はいかに?

 その騒ぎが起きたのは、3月31日。京都高島屋の1階で開催中だった挿絵画家・故中原淳一氏のイベント会場でのことである。

 社会部記者が言う。

「イベントでは、中原作品の紹介のほか、精巧な球体関節人形の受注販売を行いました。昭和30年代に出版された中原氏のブラウス集を元に製作した人形で、高さは64センチ。“ロリーナ”と名付けられた人形です」

 価格は1体12万4200円というシロモノ。高島屋の広報担当者によると、

「受注販売は4日間の予定で、購入は1人につき2体まで。限定100体だったところ、開店までに約200人の行列が出来てしまいました。皆様が2体ずつ購入希望されたため、50人にしか販売することが出来なかったのです」

 10時の開店とともに、複数のカウンターで購入の手続きが始まった。すると、

「客が手続きをする度に、1人の男が代金を支払っていたのです。つまり、50人の客はすべて、この男の関係者だったことになります」(先の記者)

 ものの30分で100体の人形は完売。金額は〆て1242万円だ。

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