ブナの木に潰された名車「トヨタ2000GT」 修理代は1億円以上で廃車の悲劇

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 まずは(1)の写真をご覧いただきたい。思わぬ事故で、日本の名車がまた1台消えていく――。

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 2014年6月8日朝のことである。富山県南砺市菅沼の国道156号線を走行中、道路脇の斜面から突如、ブナの大木が倒れ込み、写真のように大破したのである。幸いにも運転者の命に別状はなかったが、車のほうは無残と言っていい姿である。念のために言っておくと、この車はオープンカーではない。

 車は「トヨタ2000GT」。ご存じない方のために補足すると、1967~70年まで、わずか337台(うち約100台は輸出用の左ハンドル)しか生産されなかった稀少なもの。...

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