徳光アナ暴露 “松田優作が結婚式に殴り込み”秘話

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 松田と中村は75年に放送された刑事ドラマ「俺たちの勲章」で共演。五十嵐のゲスト出演を機に、中村と五十嵐は交際に発展したが、古参の芸能記者によると、

「当時、彼女を巡って松田と中村が火花を散らしているといった噂が出たんです。でもシッポが掴めず、結局、中村と五十嵐が結婚したため、その後は、都市伝説のように囁かれるのみでした」

 徳光アナの証言が正しければ、伝説が“真実”となって甦えることになるわけである。が、当時、「俺たちの勲章」のプロデューサーを務め、披露宴にも出席した岡田晋吉氏は、

「優作が言っていたというなら、冗談だったんでしょう。殴り込んだなんて異常な光景があれば、覚えているはずだけど、記憶にないねえ」

 ならば、“伝説”の主人公の1人、五十嵐ご本人は何と言うか。

「松田さんが出席していたかどうかも、今は思い出せません。でも、もし私と結婚するはずだったなんて言っていたら、私は絶対に覚えています。記憶にありませんから、言っていないと思うのですが……。三角関係も違いますよ。松田さんからデートの誘いは一度もありません。中村は、私の車に電話番号のメモを挟んだりしていましたけど」

 いよいよ雲行きが怪しくなってきたところで、改めて徳光アナの話を聞こう。

「当日は立食形式で、松田さんは遅れて入ってきました。それで私の方に歩いてくるから、私が“一言ありませんか”と言うと、松田さんがマイクを取り、中村さんの方を指して“本当は、そこの席は俺が座るんだったんだ”と言ったのです。彼一流のジョークですよ。会場は大ウケだったんですから。本気か冗談かわからなかったと言ったのは、番組を盛り上げるための私のジョーク。本当に三角関係なんかあったら、テレビで言うわけないじゃない」

 と頭をポリポリ。40年目の真実解明と思われたが、真相は再び霧に包まれたのである。

週刊新潮 2018年4月5日号掲載

ワイド特集「散る桜 残る桜も 散る桜」より

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