たけし独立で「裏切り者」扱い… 軍団の告発に森社長が反論

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 4月1日に“軍団”が告発を行ったことにより、ビートたけし(71)の独立騒動は新たな展開を見せている。一方的に「裏切り者」とされたオフィス北野の森昌行社長(65)だが、5時間に亘って反論した。

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 これまでの一連の報道に対しては、ごく短いコメントを出すのみだった森社長。騒動が長引くことを避けるための判断だったというが、

「さすがにこの度の軍団の行動は看過できません。私が口を閉ざしたままでは、彼らのブログや報道を見た人は、本当に私ひとりが悪者であり、それどころか私が私利私欲のために会社をいいように使ったという話を真相だと信じ込んでしまう。事実と異なることを真相だと――」

 軍団が森社長の“裏切り”と指摘した点は複数あるが、目下、世間の注目を集めているのは、オフィス北野の給与にまつわる点である。森氏らの役員報酬、そして従業員の給与について、あまりに高いという声が上がっている。

「私はやるべきことをやっているという誇りもあり、傲慢に思われてしまうかもしれませんが、金額は決して法外に高いとは思わない」

 そして従業員の給与については、経営理念に基づくもの、と説明する。

「94年のたけしさんのバイク事故で得た大きな教訓は、この業界はいつ何が起こるか分からないというものでした。払える時に払っておかないと、いつ従業員に充分な手当てをしてあげられなくなるか分からない」

そもそも、軍団の主張内容にも誤りがあり、

「私が社長に就任してから年収を1億円以上に引き上げたとか、20代の従業員の年収が千数百万円だとか批難されましたが、全て事実誤認です。また軍団の中には、600万円の借金を事務所に肩代わりしてもらっている芸人などもいます」

 告発に先立つ3月26日には、ガダルカナル・タカ、つまみ枝豆、ラッシャー板前、柳憂怜らと、前向きなミーティングを行った。その6日後に、森氏に連絡なくブログが更新されたわけだが、

「彼らは何をしたいのか、何のためのミーティングだったのか、今回の行動で混乱に拍車を掛けて誰が得するというのか、全く理解できません」

 4月5日発売の「週刊新潮」では、“たけしの知らないところで森氏が事務所の筆頭株主になっていた”“映画事業の人件費の問題”といった指摘についても、森氏が“真相”を語っている。

週刊新潮 2018年4月12日号掲載

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