「小保方晴子さん」と「昭恵夫人」 お騒がせな2人に“欠けているもの”

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“エリート”と“落ちこぼれ”

 2人ではまた、「学歴」も異なる。早稲田大学の大学院まで進みハーバードのメディカルスクールに籍を置いた小保方氏が“エリート”であるのに対し、昭恵夫人は聖心女子学院高等学校から、専門学校に進学。「誤解を恐れずにいえば“落ちこぼれ”ルートで、そのコンプレックスは根深い」(政治部記者)という。この辺りの差位はどうなのだろうか。『高学歴モンスター』(小学館新書)という著書がある片田氏は、

「その特徴のひとつに、『強い特権意識』があると私は書きました。つまり高学歴なのだから、自分は少々のことは許される、と。まして小保方さんは女性の少ない理系の環境にいましたから、この要素は強いでしょうね。その点、昭恵さんにそれはないと一見思われるかもしれませんが、彼女は『首相夫人』という、学歴とはまた異なった“特権”を持っているわけで、それに基づく行動がたびたび見られますね。にもかかわらずその影響力について想像力が足りないので、問題を引き起こしているわけですが」

 「週刊新潮」が報じてきただけでも“支援するイベントに協力するよう文科省に協力を求めた”とか“元暴力団組長と原発20キロ圏内に侵入”といったエピソードに事欠かない昭恵夫人。そもそも森友問題も、そんな特権意識による行動が発端ではなかったか。いずれにせよ「反省」「謝意」なき2人。先に名が挙がったフロムは、こう言っている。「自分自身を信じている者だけが、他人に誠実になれる」と……。

週刊新潮WEB取材班

2018年4月4日掲載

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