「小保方晴子さん」と「昭恵夫人」 お騒がせな2人に“欠けているもの”

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 元“リケジョの星”の34歳と、日本のファーストレディの55歳。フィールドも世代も違う小保方晴子と安倍昭恵の両氏が、いま、注目を集めている。試みに2人を比較・分析して見えてくるものとは。

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 共に“お騒がせ”な2人だが、文書改ざんが明るみに出たことによって注目されてしまった昭恵夫人に対し、小保方氏は自らスポットライトの下に出た感がある。このほど『小保方晴子日記』(中央公論新社)を上梓し、「婦人公論」の4月10日号に登場したのである。

「今日を生きることにもう迷いはありません」と題されたその記事では、日記を綴るに至った経緯などのほか、STAP細胞についてもこんな風に言及している。〈研究していた当時から今に至るまで一貫して、私の思いは何一つ変わっていません〉〈STAP細胞の未来に、あまり心配はしていません。この世に現象としてあるものはいずれ必ず出てくる。それが自然科学だと考えているからです〉。

 思いは変わっていないという小保方氏だが、顔は変わっていた。「婦人公論」がなにより話題を呼んだのは、記事と共に掲載された2枚の近影のためだった。やはり2年前にも同紙に登場、その時は瀬戸内寂聴氏と対談していたが、それと比べても痩せている。

「“輪郭が変わった”といった方がいいくらいの変わり様。撮影した篠山紀信さんの“腕”とかいうレベルじゃない。そんな彼女が目を見開いて、こちらを見つめていて……。SNSでは『顔の細胞が生まれ変わる』なんてネタにされています。大きなリボンとフロントを貫くジッパーの衣装もインパクト大で、こちらはGUCCIの20万円するワンピースだと特定されていました。いずれにせよ、割烹着を着ていた頃とは隔世の感がある。STAP騒動で自殺した元理化学研究所の上司・笹井芳樹氏の遺族は、どんな思いでこれを目にするのでしょうね……」(雑誌記者)

 騒動をめぐって自殺者が出たのは、森友学園のケースも同じ。にも拘わらず、昭恵夫人は籠池夫妻との3ショットを自らのFacebookから削除すらせず、もちろん証人喚問になど応じる気配ナシである。財務省の職員が自殺したとの報が流れてから3時間後にSNSを更新し、登壇したイベントでにこやかに笑う写真を世間に公開したその“空気の読めなさ”は、「週刊新潮」3月22日号でも言及したとおりである。

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