「たけし」を“裸の王様”にした愛人の正体 独立の舞台裏

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「元のたけしに戻って」

 一連の経緯についてオフィス北野に取材を申し込んだところ、

「今まで報道されてきた以上のことはお答えできない」

 と言うのみだった。

「ツービート」結成当時からたけしを知るテレビ朝日元プロデューサーの皇(すめらぎ)達也氏が慨嘆する。

「たけしがお金のことをうるさく言ったことなんて今までは見たことがない。絵だって、彼は何百枚と描いていて、私も知り合いの画商からよく“たけしさんの絵を売らせて下さい”と言われる。でも、たけしのスタンスは、“たかだか芸人が描いた絵を売るなんて、とんでもない”。これが彼なんです。そういう一本気な男なのです。一刻も早くマインドコントロールを脱して、元のたけしに戻って欲しい」

 2003年に『裸の王様』(新潮新書)を上梓したたけし自身が裸の王様に。それを自虐ギャグにして笑い飛ばしてくれる日はきっと訪れるはず――。

週刊新潮 2018年3月29日号掲載

特集「『ビートたけし』を『裸の王様』にした18歳年下の愛人 『殿ご乱心』の声も上がる電撃独立の舞台裏」より

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