濡れ手で粟の「カルプレス」被告 破産したはずなのに1400億円

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 石が浮かんで木の葉が沈む。債権者にすればそんな気分だろう。4年前、巨額のビットコインが盗まれたマウントゴックス社(以下マウント社)の破綻は、仮想通貨の危うさを世に知らしめたものだ。社長のマルク・カルプレス被告も業務上横領罪などで裁判中の身である。ところが意外や、このまま破産処理が進むと、カルプレス被告が「大富豪」になってしまうというのだ。

 破産手続き中のマウント社の債権者集会が開かれたのは去る3月7日のことだ。

 債権者の1人が言う。

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