長浜市長、「愛人の公的支援」で市議会紛糾 シラ切り通す

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“中に入れろ!”

 騒動の最中、3月5日から選挙後初となる定例議会が開かれた。果たして市長はどのように答弁したのか。14日の代表質問で「愛人支援」疑惑に質問が及んだ際、

《特別の便宜を図ったり、利益を供与した事実は一切なく、重大な事実誤認》

 と通り一遍の反論。翌15日になると、70~80人の市民が殺到し、50席の傍聴券を巡って、「中に入れろ!」「立ち見でいいやないか!」と小競り合いを起こすほどの騒ぎになった。

 藤井市長は、しきりに水を飲み、やや落ち着かない様子を見せたのだが、「女性が誰なのか」「女性に子供がいるかどうか聞かなかったのか」といった愛人についての質問に及ぶ度に、

《第三者のプライバシーを侵害するもので、答弁は応じられない。同時に発言の撤回を求めます》

 公人である市長ご本人の問題を尋ねられているにも拘らず、第三者の話にすり替え、さすがの厚顔である。

 質問に立った西尾孝之市議が言う。

「答弁を聞いて呆れました。議場で思わず“あなたは人間のクズだ”と叫んでしまいましたが、それは本音です。私は、相手の女性のプライバシーなど聞いていない。公人である市長が彼女と関係があったかどうかを問うている。今後も街頭演説などで訴えていくつもりです」

 藤井市長の代理人弁護士は、

「本人が説明責任を果たしていることは間違いありません」

 と追従。市内では市長を追及する市民団体を立ち上げる動きがあるが、そんなことには構わず、これからも愛人支援を続けるおつもりに違いない。

週刊新潮 2018年3月29日号掲載

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