30代、40代の辣腕ディレクターは“敬遠”で「石橋貴明」の生き残る道

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安定した木梨、両極端の石橋?

 ちなみに、この民放幹部が「一視聴者としてでも見てみたい」のは、画家や俳優としての活躍ではなく、「木梨憲武レギュラーの旅番組」だそうだ。

「古いファンはご記憶でしょうが、木梨さんは昔から、素人いじりと芸人とのカラミが抜群に面白いんです。石橋さんのいじりは、キャラが強すぎて怖い。でも温和な印象の木梨さんだと、安心して見られるわけです。『とんねるず』世代も、最年長は60代になりました。落ち着いた散歩番組に共感を持つ年齢になったんです。高田純次さん(71)がテレ朝系列でやっている『じゅん散歩』の向こうを張って、『憲さんぽ』は人気を呼ぶと思います」

 ある意味で豊かな可能性を秘めている印象を受ける「木梨憲武のセカンドライフ」。ところが石橋は、リベンジ大成功の可能性もあるものの、失敗して没落の危険性もある、両極端な結果が出るかもしれないという。

「業界内で石橋さんのイメージは『ギャラが高い』、『扱いにくい』、『気の合うスタッフとしか仕事しない』の3拍子です。とにかく石橋さんは偉くなってしまい、同じように出世したテレビ局員ではないと仕事のオファーさえできなくなった。30代、40代の辣腕ディレクターで『「とんねるず」と仕事をしたい』と思っている人は少数派でしょう。そういう意味では、石橋さんが再び脚光を浴びるのは難しいかもしれません」

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