30代、40代の辣腕ディレクターは“敬遠”で「石橋貴明」の生き残る道
相棒の木梨憲武は俳優に転身?
過去の栄光を知る者にとっては、屈辱の数字だったに違いない。「とんねるずのみなさんのおかげでした」(フジテレビ系列)が3月22日、最終回を迎えた。その視聴率は9.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)という驚愕の数字だったのは既報の通りだ。
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全盛期は前身番組の「とんねるずのみなさんのおかげです」だが、最高視聴率は1989年3月30日に記録した29.5%。20%台で当たり前だったのだから、1桁の視聴率は――時代には逆らえないとはいえ――やはり寂しい印象を受ける。
身も蓋もない言い方だが、「とんねるず」の2人は、稼ぐだけ稼いだ。この後は引退に追い込まれても、生活に困ることはないだろう。とはいえ、石橋貴明(56)にも木梨憲武(56)にも、意地というものがあるはずだ。トップランナーの座は譲るにしても、このまま忘れ去られるのは絶対に認められないに違いない。
これからの2人にどのような“商品価値”があるのか、さる民放幹部に話を訊いた。4月16日からミッツ・マングローブ(42)と「石橋貴明のタイムトンネル」(フジテレビ系列)を開始することが決まっている石橋は後に回し、まずは木梨から始めてもらう。
「既に画家としての地位も確立しているので、芸術活動に専念するという声が根強いのは事実です。ただ、出演した映画『いぬやしき』の公開が4月20日に控えていることからも分かりますが、“俳優・木梨”待望論も同じぐらい強いものがありますね。意外に思われる方も多いと思いますが、木梨さんは中井貴一(56)や佐藤浩市(57)、そして水谷豊(65)といった方々と深い親交を持っているんですよ。特に水谷さんとは、テレビ朝日系列『豊さんと憲武ちゃん! 旅する相棒』(17年6月10日放送)という共演番組も実現させました。業界内でも『基本はバラエティ番組に出演しない水谷さんが、旅番組に出演するなんて!』と驚きの声が挙がったんですね。今後は画家と俳優という“二足のわらじ”で活躍する可能性があると思います」
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