なぜ「森友改ざん」は起きたのか “忖度”腐敗の温床「内閣人事局」
〈すべて公務員は、全体の奉仕者であつて、一部の奉仕者ではない〉――こう書かれた憲法第15条を、改憲を目指す安倍政権も否定はしないだろう。だが、全ての道は「内閣人事局」に通ず。そう信じ込む霞が関の住人は“忖度”ばかり。その腐敗の温床たる所以(ゆえん)とは。
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なぜ「森友改ざん」は起きたのか。背景を報じる各紙が諸悪の根源と名指しするのが「内閣人事局」だ。
この機関は安倍政権が2014年に設置して、各省庁の審議官クラス以上約600人の幹部人事を差配してきた。...