処女作に300万円? 油絵を始めた「千葉真一」語る

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“タダでは悪い”

「毎年、友人と集まって今年の目標を話すんですが、最近、長男はテレビ出演で忙しそうにしているし、次男も18歳になって門出の年になる。そんな話から、仲間の1人が、“いざ出陣だ”と言ったんです。僕はそのフレーズが気に入ってね。真っ白い鉢巻をして富士山をバックに出発するイメージが浮かんだ。出陣するからには日本一、その記念に富士山を描くことにしたんです」

 約50センチ×約60センチのキャンバスに青と白の2色で描かれた富士山は、3日間ほどで完成。アクション俳優だからということではないが、躍動感溢れる仕上がりだ。

「それを香港の友人に見せたら、気に入ってくれてね。素人が描いただけだから、何処がいいのかと思いましたよ。お金なんていらないと言ったんですけど……、金額? 相手が“タダで貰うのは悪いから”と払ってくれた程度。大した金額ではないですよ」

 とご謙遜する。だが、芸能記者によれば、

「千葉が知人たちに触れ回っていまして、彼が周囲に吹いたのでなければ、値段は300万円だったそうです。もちろん、俳優の千葉が描いたということで付いた値段でしょうけど」

 3日で300万稼げるとなれば羨ましい限りである。

「そんなだったら、必死に絵を描いてそのお金で映画を作りますよ。本当に趣味でやっているようなもので個展なんてありえない」

 金額の“真贋”はともかく、千葉はすっかり作品作りにのめり込んでいるようだ。

「今後は、夕景や夜の海を描きたいけど、水を描くのが難しくてね。今は、これが僕の一番の悩みですよ」

 気分は、画伯?

週刊新潮 2018年3月22日号掲載

ワイド特集「改ざんシンドローム」より

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