“リニア談合”の奥に知られざる「建築」VS「土木」

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 やはり、13年前の“談合決別宣言”は画餅だった。リニア中央新幹線に絡む談合事件で、大林組は早々に事実を認め、清水建設は白旗を上げ、鹿島建設も降伏したが、大成建設1社だけが元常務の逮捕後も抵抗姿勢を崩していない。その一方、今回の事件がきっかけで、大手ゼネコンの社内では建築と土木の対立が浮き彫りになっている。

 2月下旬、清水建設のある役員が本社の一室で声を荒らげてこういったという。

「土木部門ばかりで問題が起きている。うちも竹中工務店を見習って、土木部門を別会社に移管した方がいいんじゃないか」
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