新燃岳噴火は“大地震の前兆”――木村政昭教授の警告

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 3月1日朝、霧島連山の新燃(しんもえ)岳が噴火、その後も火山性微動は増大、噴煙もより高く上った景色は読者もよく知るところである。

 だが、この九州での火山活動の活発化を、広く日本列島全体に関わる大地震の“前兆”とする学説の存在はあまり知られていない。

 この主張を唱え続け、学説に裏付けられた地震予測を的中させてきたのが、海洋地質学者・木村政昭氏(77)=琉球大学名誉教授=である。

「多くの学者は火山噴火と地震は別ものであり連動しないという立場です。...

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