デビュー3年目「藤田菜七子」 GI目前に妬みやっかみの“馬声”
人気者には絶えず試練が襲ってくる。日本中央競馬会(JRA)唯一の女性騎手として一昨年デビューした藤田菜七子(20)。間もなく「最高峰」のステージに身を置くことになる彼女に、やっかみの声があるとかで……。
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一昨年のデビュー時は旋風を巻き起こした藤田も、はや3年目。2016年は6勝、昨年は女性騎手で年間最多の14勝をマーク。今年はこれまで4勝を挙げながら、現在は「騎乗停止」のさなかにある。さる競馬ジャーナリストが言う。
「処分の理由となったのは3月3日、小倉競馬場第9レースでした。藤田の馬が最後の直線で外側に大きく斜行、他の馬の進路を狭めたため、3月10日から18日まで、開催4日間の騎乗停止となったのです」
馬が原因であれば1日間停止で済むケースもあるが、今回は騎手の責任と見なされ、こうした処分が下ったという。それでも、
「これまで女性ジョッキーは、得てして先行逃げ切り型が多かった。ところが藤田はスタートも得意な上、追い込みを積極的に仕掛けられる。今回の処分は、体幹を鍛えて場数を踏んだ“結果”でもあります」(同)
通算31勝に到達すると競馬の最高峰「GIレース」への参加資格が得られ、
「このペースでいけば、今年中の達成は可能です」(同)
というのだ。
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