森友改ざん「朝日新聞」スクープの情報源は「大阪地検」の反安倍分子

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いずれ公判で明らかに

 記事化の流れも盤石だったようで、朝日のベテラン記者に聞くと、

「猪瀬都知事の件で、新聞協会賞を受賞した経験があるデスクを参加させ、東京と大阪で入念に裏取りをしていった。記事を載せるタイミングも含め、万全を期して出したのが、あの記事だったというわけです」

 もっとも、文書を見せた側の大阪地検にもそれなりの思惑があったことは否定できない。

「公文書の書き換えは、籠池夫妻の公判が進めばいずれ明らかになることです。しかし、今ここで見逃してしまえば“検察まで安倍を守った”と非難されかねず、結果、国民の信頼を根底から裏切ることになってしまう。その一方で、内閣人事局を牛耳る官邸は検察人事にまで口を挟んでいる。検察の中に“アベ、なめんなよ”と不満をため込んでいた分子がいて、いわば冷静に暴発したということでしょう」(前出の幹部社員)

 スクープが生まれるのはいつもそう。出す方と受ける方、その利害が一致したときである。

週刊新潮 2018年3月22日号掲載

特集「3選も改憲も吹き飛んだ『森友改ざん』の爆心」より

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