官僚たちによる安倍政権への“忖度” 諸悪の根源は「内閣人事局」
内閣人事局。政治主導を目指す安倍政権が、2014年に設置した機関である。各省庁の審議官クラス以上、約600人の人事をこの機関が担うようになって以来、官僚たちの最優先事項は、安倍政権への“忖度”になってしまった。
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閣僚経験者が嘆く。
「所管の大臣はこれまで、役所を仕切るため、官僚の人事権を掌握していました。だからこそ任期中、それがいくら短くても、彼らはきちんと大臣を立て、言うことも聞いてくれました」
その一方で、
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