愛人だけじゃない「福井照」新大臣の“女性スキャンダル” 地元で自殺未遂騒動
元秘書の証言
また当時、福井氏の地元秘書を務めていた人物もこう回想する。
「その『事件』が起きた翌日、女性後援者から『こういうことは迅速に対応しないと噂が広がりますよ』と連絡を受けたんですが、私は何も知らされていなかった。『何のことですか?』と訊き返すと、そちら(本誌「週刊新潮」)が調べているようなことがあったと言うんです。それで、すぐに代議士(福井氏のこと)に確認したら、『特にない』と、それだけ。結局、東京から秘書が来て『事後処理』に当たりました。私も自分の判断で、事件が起きたマンションに菓子折りを持って行き、上の階の方にお詫びをしましたけどね。秘書なのに何も教えてもらえない。『なら、もうええわ』と、ほどなくして私は福井の秘書を辞めました」
元芸者の告発に地元で起きていた自殺未遂騒動、いずれも福井氏の人格を疑わざるを得ない女性絡みの不始末──。大臣として以前に政治家として、福井氏には当然、これらの「女性スキャンダル」について説明する義務があろう。
しかし、彼の携帯電話に連絡を入れても梨の礫(つぶて)で、事務所に質問状を送っても「担当者がいない」の一点張り。そこで3月6日、東京の自宅を出てきた福井氏に直接質問をぶつけると、やはり無言を貫いたまま、迎えの黒い車に乗り込み、足早に去っていった。
元芸者が締めくくる。
「私を辱(はずかし)め、弄(もてあそ)び、利用した……。あんな男が国政を担うなんて、本当に許せません」
[3/3ページ]