愛人だけじゃない「福井照」新大臣の“女性スキャンダル” 地元で自殺未遂騒動

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上の部屋のベランダから…

 この話に基づけば、事が起きたのは17年前。人の噂も七十五日で、地元でも遠い過去の話として忘れ去られていておかしくないが、騒動のインパクトがあまりに大きかったせいだろうか、複数の人が未だに記憶していた。

 まず、ある女性が、

「確かに高知市のマンションのその部屋、403号室には福井さんが住んでいました」

 と、証言する。

「うちが所有しているものを福井さんに貸していたんです。家賃が高いと言って、その後、転居されたはずですが、福井さんが住んでいたのは間違いありません」

 実在していた「疑惑のマンション部屋」。次に、そのマンションの女性住民に話を訊いてみると、

「自殺騒ぎ? 覚えてます、覚えてます。もう20年近く前かな。夜中、消防が来て大騒ぎになってね。女性があの人(福井氏)の部屋に籠って、救急隊員がベランダの窓ガラスを割って助け出した。この騒ぎは未遂に終わったけど、結局その後、彼女は自殺しちゃったんじゃなかったかな? 福井さんの愛人だったと聞いていますけどね」

 別の女性住民もこう話す。

「福井さんが女の人に鍵を渡していて、彼女が彼の家に入り込んで閉じ籠り、救急隊員が上の部屋(503号室)のベランダから福井さんの部屋のベランダに降りて救出したんです。閉じ籠った女性は、睡眠薬か何かで自殺を図ろうとしていた。九州から彼女の両親が来て、連れて帰ったと聞きました」

 503号室に住んでいた男性住民が後を受ける。

「403号室に女の人が閉じ籠っちゃってね。消防署の救急隊が来て、確かにうちのベランダから降りていって彼女を助け出したんです。私のカミさんは『(消防隊が)土足で入ってきて失礼や』って機嫌が悪くなり、それ以来、『福井先生、嫌いや』って言ってましたね。彼からは一度、『ご迷惑をお掛けしました』って挨拶があったけど、その後は何もない。まあ、そういう人ですから」

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