韓国版「MeToo」運動は、“慰安婦・反日啓蒙”がブーメランとなって大炎上中!
慰安婦の詩碑まで撤去
「もともと韓国にセクハラなどという意識はないのです。男尊女卑は当たり前で、性犯罪の発生率が世界ワースト3位というのもその現れに他ならない。女性がセクハラや性犯罪の被害者となっても、被害に遭うほうにも責任があると考えるところがあります。ですから、そうした性被害を告発するなどということは、恥ずかしいこととされてきたのです。韓国が民主化宣言したのは1987年のことであり、民主化とともに女性を守る法整備などもされてきました。しかし、いくら法の上で男女平等を進めても民間には浸透しません。そこで、『性差別の告発は勇気ある行動だ』と政府が賞賛した結果が、旧日本軍の従軍慰安婦女性の告発に繋がります。自分は元慰安婦だと金学順(キム・ハクスン[1924〜1997])氏が発表したのは1991年のことですが、その年には性暴力相談所も設けられました。反日を浸透させるためにも女性の権利向上は役に立ったのです」
その結果が今、日本ではなく韓国内で燃え広がっているわけである。
おかげで、京畿道のオリンピック公園に設置された少女像の隣にはめ込まれていたという、先述のノーベル賞候補の詩人・高銀が書いた“慰安婦を追慕する詩碑”は、2月末には撤去されたと、韓国メディアの中央日報が報じている。
撤去した理由というのが、「セクハラ問題の中心にいる詩人が、旧日本軍性奴隷被害者を追慕するのは不適切だ」というもの。とんだ“ブーメラン”現象である。
「韓国には“倒れた人には石を投げろ”という言葉があります。弱まった者は徹底的に痛めつけろ、という意味です。朝鮮王朝時代より、潰れた王朝は親族まで潰してきた伝統があり、歴代の大統領の末路を見てもわかりますよね。権勢を誇った人間が弱くなったら、徹底的に攻撃されます。俳優が自殺に追い込まれたのもそのためです。日本人は亡くなった人は憐れと思って、それ以上は追求しませんが、韓国のネットの書き込みを見ると“死んだからといって、罪が消えるわけではない”などというものが目立ちます。皆が評価している時に批判する者がいないように、みんなが批判している時に助けようとする者がいないのも、韓国人の特徴です」(呉善花氏)
だから何度、謝ったところで、蒸し返されるのである。相変わらず、厄介な国だ。
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