「太平洋セメント」新社長に不死原正文氏 “親分肌”を買われ
“秩父小野田”と“日本”が合併して誕生した、業界最大手の太平洋セメント。今年10月1日に“創立20年”を迎える前に、4月1日付で福田修二社長(66)が代表権のない会長に就く人事が発表された。後を託されるのは、不死原(ふしはら)正文取締役(63)だ。
「社長就任を妻に相談したら、“嘘でしょう”と驚かれました」
2月27日に開かれた記者会見で、不死原氏はざっくばらんな口調でこう語った。記者会見に出席した経済誌の建設業界担当記者によれば、
「2017年3月期連結決算で、太平洋セメントの売上高は対前年比4・4%減の約7985億8800万円。...