J開幕で大暴れ 「名古屋のジョー」最大の敵はネオン街?

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「尾張名古屋は城でもつ」と言われるが、いま名古屋は“名古屋城”ならぬ“名古屋ジョー”の話題でもちきりなのだ。

 今季から新加入した“ジョー”ことジョアン・アウヴェス・デ・アシス・シウヴァ(30)は、ブラジル代表としてW杯出場経験もある世界的FW。昨季はブラジルリーグで得点王とMVPに輝いている。

 大手紙サッカー記者曰く、

「移籍金は推定15億円。加えて年俸は3年で11億円と超大型契約です」

 身長191センチと大柄ながら柔軟な体が持ち味。2月24日、ガンバ大阪との開幕戦ではいきなり1ゴール1アシストで鮮烈デビュー。2季ぶりにJ1に復帰したチームの勝利に貢献した。

「3月3日、磐田を迎えてのホーム開幕戦は、ジョー見たさも手伝って、ホーム開幕過去最多の3万9000人が来場。ジョーはこの日も活躍し、チームは1─0で連勝しました」

 2005年から3年間所属したCSKAモスクワで頭角を現したジョーは、英国の名門マンチェスターCに引き抜かれるもパッとせず、11年にブラジルに帰国。そこで再ブレイクして15年にUAE、16年に中国でプレーした。

「実は、その際、日本にもエージェントから売り込みがあったのですが、どこも手を挙げませんでした」

 理由は、彼の“武勇伝”。

「過去に、酒の飲み過ぎで練習をさぼったり、起用法に文句を言って勝手に帰国したり、トラブルメーカーで有名なんです」

 中国では鳴かず飛ばずで、昨季、再び母国に復帰。そこでみたびブレイクした。

「30歳になってさすがに落ち着いてきたというので、思い切って獲得したとのこと。ただ、名古屋もいろいろ誘惑が多い街ですからね。昔の彼に戻らなければいいのですが……」

週刊新潮 2018年3月15日号掲載

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