祝「森田剛」「宮沢りえ」結婚 交際スタート直後の代官山デート&朝帰り
りえが娘と暮らす私宅へ
日付は翌23日に変わって、日曜日になった。
森田はソファに上半身を預けるように、りえはそれを正面から見つめるように座り、会話を続けている。男の表情に真率さが宿るに従って、それまで若干過剰だった女のリアクションが鳴りを潜め、眼で応える場面が増えて行く。
30分後、森田が会計を済ませ、カフェを後にした2人は、今度は右隣の棟へ移動し、ハワイのガイドブックが並ぶ本棚で立ち止まる。それから料理本や万年筆売場を眺め、店外へ出る。
0時半を過ぎ、住宅街を進む2人の歩みは緩やかだ。りえの右手が森田の左腕に巻き付いて、親しげなやりとりが繰り返されている。都道から1本入っただけだが、閑静ゆえに、彼が手に提げ持つ白いビニール袋のカサカサ揺れる音だけが響く。道すがら、OLやサラリーマンとすれ違ったものの、ここでも警戒の「け」の字もない。15分ほど坂を上ったり下ったりしてマンションに到着。ここには、りえが7歳の娘と暮らす私宅がある。彼女が鍵を開け、ロビーを抜けて右手のエレベーターへ消えた。
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