大谷翔平、メジャー挑戦でもやっぱり燻る「二刀流論争」

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 2月下旬から始まったメジャーリーグのオープン戦。これまで3回登板している大谷翔平(23)の成績は、それぞれ1回3分の1を被安打2(1本塁打含む)2失点、2回3分の2を被安打4の2失点、3回を投げ6安打6失点だった。こうしたピリッとしない数字のワケは、メジャー特有のボールに対応できていないためであるという。

「スッポ抜けが多く、“ボールが滑る”状態に慣れていないんだな、と思いました」(元サンフランシスコ・ジャイアンツの村上雅則氏)

 もっとも、ニューヨーク・ヤンキースやボストン・レッドソックスと違い、エンゼルスのファンやメディアは伝統的にあたたかい。

 オマケに「大谷効果」でこのキャンプインの際、昨シーズンは3人程度しか来なかった取材陣が、はるばる日本から150名も押し寄せた。

 しばらくは好意的な報道は続くだろう。しかし、在米メジャー担当記者は言う。

「大谷が入ったこともあり、これまでDHだった通算600本塁打超えの大打者・プホルスがファーストの練習もしている。また、先発ローテーションが6人になりそうなので、これまでの中4日が中5日になる。他の投手は調整し難くなったわけです。大谷が思うような結果が残せなければ、これがすべて跳ね返ってくる」

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