栄氏が反論“私は伊調の従兄弟に謀られた” 「恐喝」「美人局」常習犯の仕掛け人
逆恨み
なぜ、伊調は、栄強化本部長を始め、日本レスリング協会や警視庁からも否定されるような「パワハラ告発」を行ったのか。そもそもこの告発自体に伊調本人の意思や希望は反映されているのか。さらに、栄強化本部長が明かした伊調の従兄弟との確執とは何なのか。
ある看護師支援団体のメンバーが謎解きの一端を明かす。
「3年ほど前、私と友人3人が、不動産の投資詐欺に引っ掛かりました。伊調さんの従兄弟と称するI・Tさんという男が、自分も被害者だと接触してきたのが、昨年の6月頃でした。後々、加害者側のスパイだったのではないかと疑いを持つのですが、当初は、TBSのプロデューサーを引き合わせて、詐欺事件として報道させるからと言ってきたりもしました」
さらに彼は、その看護師支援団体のイベントにもかかわるようになったという。
「毎年恒例のイベントで、ナースのファッションショーを開催しています。昨秋に行われたそれに、Iさんが“至学館の栄監督が馴染だから、ゲストとして呼べる”と持ちかけてきたのです。そこで、イベントのPR、栄監督のギャラも含め、100万円で契約を結びました。ところが、開催日が近づいてくると、栄監督のギャラは別途50万円必要だと言い出したのです」(同)
結局、50万円を用意できなかったため、直接、栄強化本部長に泣きついた。
「栄監督は“男が一度約束したことだから”と、タダでゲスト出演してくれました。しかし、Iさんは顔を潰されたと激怒し、イベント自体を台無しにしようとしたのです。それを栄監督が阻止。そのため、伊調さんのパワハラ告発が出ると、栄監督は“このときのトラブルがもとで、Iさんの逆恨みを買ったからではないか”と気にしていました」(同)
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