産経新聞、橋下徹、長谷川豊……朝日「森友文書スクープ」に手の平返しの人々

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謝罪はしないが訂正した人も

 経済評論家の池田信夫氏(64)も、当初は朝日新聞に懐疑的だった。自身が運営する言論サイト「アゴラ」の3月9日に「朝日新聞が見た『調書』は初期ドラフトではないか」との記事を掲載した。

 この「ドラフト」という単語だが、池田氏は「決裁前の未定稿」と説明している。そして池田氏は記事で、朝日新聞が“入手”した文書は財務省が大阪地検に任意提出した売買契約の決裁文書とは違うと推測し、次のように続けた。

《(編集部註:朝日新聞の)情報源は検察ではありえない(検察に出したのは国会に出したのと同じだろう)。昔のドラフトがどこかにまぎれこみ、それに内部告発者(?)が正式文書の表紙をつけて朝日に見せたのではないか。/根本的な疑問は、朝日が確認したという文書のコピーも写真も出てこないことだ。朝日としては取材源を秘匿するために見せないのだろうが、財務省もゴミになったドラフトまで、すべて洗い出すことはできない。電子ファイルは上書きされた可能性がある》

 だが、3月11日には「森友文書『書き換え』疑惑についての訂正」というタイトルの記事を掲載。冒頭部分を引用させていただく。

《おとといのアゴラの記事の私の推測は外れたようだ。昨夜からの報道によると、財務省は12日にも「書き換え」の事実を認めるという。まだ全容は明らかになっていないが、私が間違えた部分を取り急ぎ訂正しておく》

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