インパルス板倉「印税はコンビニ時給より安い」 それでも小説を書くわけ
芸人ならではのハンデ
諸般の事情もあって、「インパルスの~」というよりも「小説家の~」という紹介も増えてきた板倉俊之さん(40)。1月は、『蟻地獄』が文庫化され、さらに先月には4作目となる書下ろしミステリー『月の炎』も刊行されたばかり。過去の作品は玄人筋からも高い評価を得ており、人気作家の道尾秀介さんも、その実力を認めているほどだ。
知名度、話題性という点では並の新人作家よりもはるかに恵まれた状況にあることは間違いないのだろう。しかし、実はその点が悩みのタネでもあるし、ハンデに感じることもある、と本人は言う。...