大杉漣さん、異変から4時間で急逝… 考えられる2つの病

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タクシーで病院に…

 どちらが原因か結論づけるのは難しいが、ともに突然死の代表格とされ、

「サッカーを熱心にされていたとのことですが、胸の痛みなどがあれば運動も控えたでしょうから、自覚症状はなかったのでは」

 と、大阪大学大学院医学系研究科の澤芳樹教授も言うから恐ろしい。また、こんな見方も披露する。

「タクシーで病院に行ったとのことで、結果論ですが、救急車なら目的に合致した病院に運んでくれる一方で、タクシーでは、適切に処置できない病院に行ってしまう可能性はあります」

 救急車を待つことも、命をつなぐために必要だったのかもしれない。実際、

「正確な病名が発表されないことからも、なんの病気なのか診断できず、適切な対応がとれないまま、亡くなった可能性を考えた」

 と多くの医師が語るのだ。

つづく(下)では、2つの病の予防法について紹介する。

週刊新潮 2018年3月8日号掲載

特集「異変から4時間で急逝した『大杉漣』はどうすれば助かったか」より

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